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広島がん高精度放射線治療センター
ハイプラック

〒732-0057
広島市東区二葉の里三丁目2番2号
TEL:082-263-1330
FAX:082-263-1331

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前立腺がん

前立腺がんはPSA検診の普及と相まって罹患率は増加傾向です。特に、高齢者に多いと言われ、前立腺がんの罹患率は男性の3位、死亡率は男性の6位です。
ただし、前立腺がんは他のがんと比べて、非常にゆっくりと進行し、また非常に予後も良好です。早期がんであれば、経過観察も治療選択肢となりえます。
前立腺がんと診断されたら、血液検査から求めるPSA値、病理学的な悪性度評価、画像所見等で正確にリスク分類し、適切な治療法を選択することが重要となってきます。
下記のようなリスク分類をし、それに応じて治療を選択します。

リスク分類

下記のようなリスク分類をし、それに応じて治療を選択します。

  低リスク 中リスク 高リスク
PSA値 4-10 10-20 20<
病理学的悪性度
Gleason Score
6> 7 8-10
局所進行度 被膜内にとどまる 被膜外や隣接臓器
に浸潤する

当院で治療対象となる具体的な適応

●早期もしくは局所進行期の前立腺がん(T1-4N0M0)
●骨盤内リンパ節転移陽性だが遠隔転移のない進行期の前立腺がん (T1-4N1M0)
●全摘術後のPSA再発もしくは手術時の切除断端が陽性の前立腺がん(遠隔転移例を除く)
です。
多くの場合でホルモン治療を併用した治療となります。

放射線治療の方法

強度変調放射線治療(intensity modulated radiation therapy:IMRT)を適応します。(「高精度放射線治療とは」を参照してください)
治療期間は2ヵ月弱必要とします。(1日1回を37-39回:土日省く)

なお、個々の患者様で状況が変化致しますので、具体的な適応や放射線治療の方法については担当主治医から詳しく説明をお聞きになってください。

前立腺IMRTの基本的な流れ

診察  
  放射線治療の適応かどうかを判断し,治療の説明を行います。
便を柔らかくする薬や腸の動きをよくする下剤が処方されます。
オリエンテーション 30分程度
  看護師より治療にかかわる排尿・排便コントロールについて説明します。前立腺付近の直腸ガス・便が少ない状態を保つために排便コントロールを行います。
治療のイメージがつくようにビデオを視聴していただきます。
固定具作成 20分程度
約3日後 照射部位を安定させるための固定具を作成します。
排便状況について確認し、指導します。
検査と治療のスケジュールについて説明します。
治療計画用CT(1回目)
MRI撮影
CT:10分程度
MRI:30分程度
約2~7日後 放射線の当て方をシミュレーションするためのCT・MRIを撮像します。
照射時と同様になるように1時間分の尿がたまった状態で行います。
固定具を装着して撮影します。
治療計画用CT撮影(2回目)
治療オリエンテーション
CT:10分程度
オリエンテーション:30分
約5日後 1回目と同様に固定具をつけてCTを撮像します。
放射線治療の流れや注意事項をパンフレットを使って説明します。
治療開始  
  CTで前立腺の位置が安定していることを確認し、照射します。(20分程度)
治療時刻は予約制です。
通常の治療回数は37~39回です。
前立腺手術後の方は治療回数33回です。
膀胱の大きさを一定にするために治療予定時刻1時間前に排尿し、そのあとは膀胱内に尿をためておいてください。
フォローアップ  
  治療終了後は紹介元医療機関と連携してフォローします。

放射線に伴う副作用

治療中~治療直後
頻尿や排尿、排便時の痛み、軽度の血尿や排便時の出血が生じることがあり、痛み止めの内服や軟膏等で対応します。放射線治療が終わって、1か月程度で軽快します。

治療数か月後
百人に一人程度は血尿や血便がおきる可能性がありますが、処置が必要になることは稀です。

治療の注意点

  • ●膀胱の大きさを一定にするために治療予定時刻前の1時間前に排尿します。膀胱内の容量を一定にすることで前立腺の位置を安定させ、頻尿や排尿時の痛みなどの副作用が増強しないようにするためです。
  • ●前立腺付近にガス・便が溜まっていると、前立腺が 照射野(放射線を当てる範囲)から外れ、高い放射線量が直腸壁に当たり、血便などの副作用をおこしやすくなくなります。そのため、照射前にレントゲン写真で体の位置合わせとガスの便のたまり具合を確認します。場合によってはトイレでガスを出していただくかチューブを入れてガス抜きをすることがあります。 
  • ●照射中、スタッフは治療室より出ています。操作室のモニタで常に室内を監視していますので、治療中に気分が優れないときには、手を振る・足を曲げるなどして合図を送ってください。
  • ●治療中は寝台が高くなりますので、転落・転倒防止のためスタッフの指示があるまで勝手に動かれないようにご注意ください。
  • ●治療体位の目印として体に直接線を書き込みます。線が消えないように剥がれにくいシールを貼りますが、それでも お風呂で強くこすると消えてしまいます。入浴の制限はありませんので、線に注意して優しく体を洗っていただき、タオルなどでこすらないように心掛けてください。
    また、線が消えかけているときはスタッフまでお申し付けください。
  • ●治療中は食事・運動などの日常生活上での制限はありません。 激しい運動は避けてください。
    毎日治療に通えるように体調を整えてください。